ホームページはオタク文化?

ホームページはオタク文化?

ホームページという単語は嫌いなので以下の文章ではウェブサイト
と呼ぶことにする、そして一般人流入による弊害などはココでは考
慮していない。

今やライブハウスで活動しているバンドですら自前のウェブサイト
を持っている時代だが、それでも「サイト持ってるんだ。」「ホー
ムページ作れるよ。」と他人に言うと「え、オタクだったの?」と
いうような顔をされるのは当たり前である、なぜウェブサイト=オ
タクという図式が出来上がってしまったのだろうか?

一般に何か新しい物が出ると真っ先に飛びつくのは技術者か新しい
物好きのオタクである、HTMLの場合技術者が飛びついたのは勿
論だが、オタクも飛びついたのである、そしてこの飛びついたオタ
クが俗に言うパソコンオタクであり、世間一般ではアニメオタクと
ほぼ同レベルの扱いであって、オタクの中でも最下層に近い存在で
ある。(オタク最下層は鉄道マニアという話があるような、ないよ
うな。)彼等のイメージは「メガネ・デブ・不潔」という物であっ
て、一般的にはかなり嫌われている。そんな彼等が真っ先にウェブ
サイトを作ったり運営し始めたからさぁ大変、ただでさえ、予備知
識を持たない一般人には取っ付きにくい物をオタク達が広めてしま
ったから世間では「ウェブサイトが作れる人はオタク」というイメ
ージが憑いてしまった、これによりウェブサイトの受難は始まる。

現在でも個人ニュースサイトなどを見れば分かるが「アニメ・漫画
・パソコン」関連のサイトが多数を占めている、これはウェブサイ
トがオタクによって築き上げられてきた証拠である(朝比奈アンテ
ナなど古くからある物でも、かならずオタクネタは見え隠れしてい
る)、だがそろそろウェブサイトはオタク文化から離脱し「ウェブ
ページは作れて当たり前」というオシャレな感じならないだろうか?

ここ数年でインターネットにおけるオタク臭くない一般人による個
人サイトは爆発的に増えてきてはいるが、やはりマイナスイメージ
は払拭されておらず、なおかつ「萌え」なる物が登場し驚異的勢い
で勢力を伸ばすと同時にマイナスイメージすらも加速させたオタク
的サイトを今からオシャレイメージにするというのはスタバ斎藤の
中から物欲消せ!と言われてるのと同じほどに無理難題であり、今
のスタパ斎藤ネタでおもわずニンマリしてしまうような人が居る限
りは無理だろう。

せめてマスメディアが大々的に「今インターネットがカッコイイ」
「話題のカリスマ個人サイト!!」などと煽ってイメージをプラス
にしてくれないかぎりは現状が打破されないんじゃないかと思う。

話が上手くまとまらなかったが、一番言いたいのは「いい加減、ウ
ェブサイトがオタク文化から一般文化扱いになって偏見が無くなる
のまだぁ?」と言いたい。(携帯サイトでは一般文化扱いのようだ
が。)

2003/11/09
Text by - Mp.